「来てみれば　花野の果ては　海なりし」（鈴木真砂女）

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金子みすずのふるさと、長門から、

青海島へと向かいました。

駐車場のマスコットキャラクター。

名前はももちゃんだそうです。

首輪にちゃっかりエサ代のカンパを募る容器が。

人々の善意のお陰か、毛並みの良いももちゃんでした。

駐車場から展望台へと登ります。

太平洋にはその名の通り、

大らかで楽観的な美しさがありますが、

青海島展望台から見下ろす日本海には、

きっぱりとした厳しい美しさがあると思いました。

海の水は澄み切って、その底にいくつもの岩が並ぶ様子が

はるか上からでも覗き込めました。

複雑な波の音が耳に心地よく、

漁場でないせいなのか、あまり潮の香りがせず、

すっきりとした空気感のある場所でした。

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前述の鈴木真砂女は、

波乱の人生を歩み96歳で大往生した俳人です。

26歳で自殺した金子みすずの詩は、

繊細な弱さと少女のような儚い美しさを持っていますが、

鈴木の句はその対極のように思います。

私はみすずの詩には単純なシンパシーを感じ、

したたかに逞しく生き抜いた鈴木の俳句に対しては、

ある意味いっそ羨ましい、という憧憬を持っています。

青海島の景観は厳しくて凄味のある美しさで、

鈴木の句がぴったりだと思ったのでした。

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西日本エレベータは、業界の厳しい荒波にも負けず、

日々頑張っています！