官能―肉体的快感を享受する働きのこと。

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料理と官能を結びつけた文学と言えば、

村上龍の「料理小説集」を思い出します。

料理は舌で味わうものですが、

心が痺れるような食事は、

五感をオープンにして、

そこに与えられる快感を緩やかに受け止めながら

楽しんだときに得られる気がしています。

場と自分と料理が一瞬、一体になるようなあの感じ、

それがあるレストランというのは何度も通いたくなります。

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イタリアンでランチがしたくなって

博多駅近くにある

「with the style Fukuoka」

に行きました。

目に鮮やかな店内。

カラーセンスは抜群です。

うるさすぎないBGMも店の雰囲気にぴったりで

心地よく耳に響いてきます。

プールの向こうには、アジアンリゾート風の席が見えます。

夜にはライトアップしてバーになるようです。

ほんのりと冷えた空気と、太陽の暖かな日差し。

オープンキッチンからは火を通したニンニクの香りが

漂ってきます。

ランチメニューはお手頃価格。

メインランチ1,300円をチョイス。

以下、2コース分をご紹介。

イタリアの炭酸水。

フォカッチャ。ふんわりとして、しっとり感があります。

前菜のサラダ。バルサミコ酢の具合はちょうど良いです。

平凡な野菜しかないのが少し残念。

サラダもう1種。

ムール貝の味は良いのですが、

冷えていたのが非常に残念です。

生ハムとルッコラのスパゲッティーニ。

乱雑にそぎ切ったような生ハムは、

塩気と硬さがちょうど良いのですが、

いかんせんパスタと馴染んでいなかったのが悲しかった。

パスタもう1種。生ウニとあさりのスパゲッティーニ。

それなりです。あさりの砂が少しの残っています。

豚肩ロースのコンフィとジャンボ椎茸のロースト。

椎茸は非常に美味しかった!

コンフィは低温の油でじっくりと焼き上げる料理ですが、

豚肉は初めて（チキンのコンフィはフレンチの定番）。

うまく柔らかくなっていてこれもなかなか良かったです。

苦言を呈するとすれば、豚肉の場合、

チキンよりパサつくのでそれをうまくカバーして欲しかったかも。

メインもう1種。鮭のロースト。

普通です。

デザートブッフェをつけられます。

プチシューやパンナコッタ、ティラミス、マカロンなど。

マカロンはオススメしません。

固くて歯につくヌガーのようなマカロンでした。。

ティラミスはマスカルポーネが少なめですが、

コーヒークリームケーキ、と思うと美味しい。

シューは普通の味です。

このカプチーノは泡が多めで好きでした。

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店内のこだわりは素晴らしかっただけに、

料理の普通さがとても残念に感じました。

肝心の味覚への刺激が物足りないのです。

値ほどで手軽な値段なので、

ちょっと贅沢気分を味わいたいけど

味はそんなに気にしないよ、

という場合にはお勧めです。

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西日本エレベータも感覚を研ぎ澄まして

メンテナンスにあたっています！