海ならず湛へる水の底までも清き心は月ぞ照らさむ

（波が揺れて水底の見えない海とは違い、

私の心は月に照らされて澄み切っています）

（by　菅原道真）

。。。

菅原道真は学問の神様で、

九州に左遷されるまでは

才能ある芸術家にして有能な政治家でした。

今で言えば、

マルチな才能のある叩き上げの東大官僚、

という感じでしょうか。

心字池。上から見ると、「心」の形になっています。

岩場には無数の亀がいるのが、ある意味、見所です。

池にかかる橋は、太鼓橋・平橋・太鼓橋。

それぞれ過去・現在・未来をあらわしています。

花崗岩でできた鳥居。

鎌倉後期の作だそうです。

楼門。

本殿側と外側で、構造が違うそうです。

本殿。国の重要文化財です。

入試前だからか、若い学生さんのような姿が大勢見られます。

お賽銭までにかなり並びました。

二拝二拍手一拝して、お参り。

帰りにおみくじを引いたら、大吉でした。

。。。
菅原道真の生涯を見返すと、

あまりにも正直で誠実に生きる人間は、

逆に理解されにくく、

時に不当な目に逢うものだなとしみじみ思います。

いつも良いことをしていると、

少しの過ちが大きな問題に見えるのでしょうか。

逆に、いつも迷惑をかけてくる人が、

少し良いことをするだけで、

とても善人に見られたりするのは不思議なことです。

時に誤解されても、

できる限り誠実な人間でありたいなと思いました。

そうするために必要な強靭な心の強さを、

本殿に向かってお願いしたのでした。

。。。

西日本エレベータも正直で誠実に

日々の業務に取り組んでいきたいと思います。